8月の聖書を学ぶ会は創世記3章、人間の罪の始まりから。サタンは直接神の命令を聴いていなかったエバに声をかけ、言葉巧みに彼女の心を揺さぶりました。そして徐々に神との命令も曖昧となり、エバもアダムもついに善悪の知識の木から食べてしまいます。サタンは人間を誘惑しますが、実際に罪を犯してしまうのは人間でした。悪魔のほくそ笑む顔が目に浮かびます。人間の目が開いて分かったのは、自分が裸であること…。神からの自律を願った人間は、神のようになるどころか…罪の奴隷に。こうして人間は自分から神のもとを離れていったのです。そんな人間に「あなたはどこにいるのか」という神の呼びかけがあります。神が問われたのは単なる場所ではなく、神の前における人間のあり方でした。この呼びかけは今日の私たちにも向けて呼びかけられているのです。