祈祷会はマタイ13章、イエスが群衆に向かって多くのことをたとえで語られたところから。種蒔き、毒麦、からし種、パン種、畑に隠された宝…と次々に譬え話が続きます。集まった群衆は、心が頑なであったため、イエスのわざを見ても見ず、話しを聞いても聞かず、また悟ることもありませんでした。イエスがたとえで話すのは、その人が何を求めて来ているかが鍵だったのです。天の御国とは何か…。私たちも聖書の言葉をどのように聞いているかを考えさせられます。自分の聞きたい「言葉」を聞こうとしているのか、神の示される「真理」を求めているのか。その差はあまりにも大きいと言えるでしょう。「耳のある者は聞きなさい」イエスは弟子たちにも群衆にも、繰り返しそう言われました。信仰は「聞く」ことから始まるということをあらためて心に留めたいと思います。