出エジプト記は、聖書全体で語られる神の救いの計画を知るために重要な書簡の一つです。主は、エジプトの苦役からイスラエルの民を救い出すためにモーセをお立てになり、ファラオのもとに遣わしました。でも、ファラオは一度は心を入れ替えますが、「のど元過ぎれば…」で結局は拒み続けたのです。大量の蛙をはじめ、エジプトに下された「十のわざわい」をどう考えるか、繰り返し出て来る「わたしは彼の心を頑なにする」をどう理解するかなど…分かち合いは「神の選びと人間の自由意志」にまで広がりました。神の御旨を学ぶのは、人間が思うように一筋縄ではいかない箇所もありますが、だからこそ祈りつつ、謙遜にされていくように思います。小さなお友だちも「向きを変えて子どもたちのようにならなければ…ね。」とイエスさまの言葉を教えてくれているようでした。