その名はインマヌエル

今日は午後から新会堂で初めてのキッズ&ファミリークリスマスがありました。0歳の赤ちゃんから90歳の姉妹まで、大家族のようなぽかぽかとあたたかいクリスマス会でした。やはりクリスマスに降誕劇を観ると聖書の世界に入りこんだようで…演じてくれたみんなに感謝です。リース作りもとても楽しそうでしたね。

 

「その名はインマヌエル」(マタイ1:18-25)メッセージ要約

見よ。処女が身ごもっている。そして男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。(訳すと、神は私たちとともにおられる、という意味である。

 降誕劇で最も注目を浴びるのは、なんといってもマリヤです。まだ幼さの残る少女は、突然、幼子をその身に宿すとこになりました。マリヤは戸惑いつつも、信仰をもってそのことを受け入れました。一方、ヨセフが注目を浴びる機会は少なく、その存在は平凡で、彼自身の言葉も聖書にほとんど記述がありません。そんなやや影の薄いヨセフですが、クリスマスの出来事において彼ほど欠かすことのできない役割はないのです。そんなヨセフの信仰に注目して三つのことを心に留めましょう。

 一つは、試練の中に神のご計画を見ることです。ヨセフは許嫁であるマリヤが身ごもったことを知りました。まさに青天の霹靂、あってはならないことが起きてしまったのです。奈落の底に突き落とされたヨセフ…。神はそんな彼の夢に御使いを遣わして「恐れないで、マリヤをあなたの妻として迎えなさい。」と命じられました。すぐに理解できなくても、人生に起こることにはその一つ一つに神のご計画があるのです。

 二つ目は、神の語りかけをそのまま信じることです。神はヨセフに、生まれてくる子どもに「イエス」と名をつけるように命じられました。そのことで、ヨセフがユダヤの法律上でもイエスの父となることを宣言されたのです。「イエス」とは、「主は我らの救い」という意味。ヨセフはそうした神の言葉をそのまま信じていきました。神のなさることには、その一つ一つに最善の時と方法があるのです。

 三つ目は、「神われとともにいる」に生きることです。イエスの降誕より700年も前の預言者イザヤの言葉が告げられました。「インマヌエル」とは「神われらとともにいる」という意味です。神は、人となって、私たちの間に住まわれました。それは、私たちと共に生き、助けを求めればいつでも助けてくださる身近な存在になられたということです。この約束に生きる時、私たちは度重なる試練にも耐え抜くことができるのです。

 私たちの信じる神は、「インマヌエル」と呼ばれる方です。このクリスマス、この方は一人一人の心にお生まれになってくださいます。そして世の終わりまで共にいて、力を与えてくださると約束されました。あなたはもうこの福音を受け取っているでしょうか。