箱舟を造りなさい

今日はペンテコステでした。先週水曜日に不動産の決済も無事完了し、いよいよ明日からリフォーム工事です。築41年の建物ですので、大幅な工事が予想されます。皆さまのお祈りに覚えていただければ幸いです。また、近隣の方々には2ヶ月ほどご迷惑をおかけしますが、大変申し訳ありません。ご理解のほど宜しくお願い致します。

 

『箱舟を造りなさい』創世記6-7章(メッセージ要約)

あなたは自分のために、ゴフェルの木の箱舟を造りなさい。

 創世記6章からは有名な「ノアと箱舟」の記事が出てきます。人類が増え始める中で、地上の人の悪も増大していく様が描かれています。主はその様子をじっとご覧になって、心を痛め残念に思われました。創造者なる主の心痛はいかばかりだったことでしょう。

 「生めよ、増えよ、地を満たせ」…本来、人類が増え広がっていくのは主の御心にかなったことでした。しかし、人間は本来の創造の目的から離れ、自分たちから堕落の道を選んでいってしまったのです。このような暴虐の時代にあって、ただひとり主の御心にかなった人物がいました。ノアです。彼は「正しい人」「全き人」とありますが、完全無欠な者だったということではありません。彼にも弱さも欠点もあったはずですが、ただ一つ、神の恵みのうちを歩む者だったということです。「箱舟を造りなさい」それは人的にも経済的にも日数も…想像を絶する困難があったでしょう。周りの人からは「そんなものを造って何になる」と冷やかされることもあったでしょう。でも、ノアはすべて神が命じられた通りにしました。主はそんな彼と彼の家族を通して、人類の救いをつないでいかれたのです。この時代も、ノアの時代と同様に…いやそれ以上に、神への反逆と暴虐に満ちた時代です。まさに「ノアの箱舟」は、今日の「教会」を指し示していると言えるでしょう。教会こそ、今の時代における救いの箱舟なのです。