まことの神殿

ある事情があって、教会堂の座席の位置を動かしました。ほんの少し変えただけなのに、講壇からはずいぶん印象が違いました。座っていた方々の感想も聞いてみたかったのですが…気が付けば今日もまた慌ただしく一日が過ぎてしまいました。今週は「宮きよめ」をされたイエスさまの御言葉を覚えて歩んでいきたいと思います。

 

『まことの神殿を建て上げるために』(メッセージ要約)ヨハネの福音書2:13-22

この神殿をこわしてみなさい。わたしは、三日でそれを建てよう。

ユダヤ人の過越しの祭りが近づいたので、イエスさまはエルサレムに上られました。神殿には全国から多くのユダヤ人が集まり、ごった返していました。イエスさまがそこで目にしたのは、主を賛美する人々の姿ではなく、商売人や両替人たちが座っている姿でした。すると、イエスさまは彼らに向かって、「わたしの父の家を商売の家としてはならない」と怒りを露わにされたのです。それは、単に私腹を凝らす商売人たちを懲らしめるためではなく、イエスさまの深いメッセージがあったのです。それは、まず形式的な礼拝を廃棄されたこと、そして新しい霊の神殿となられたこと、最後に人を知った上で愛されたことです。「礼拝」という言葉の語源は「仕える、奉仕する」という意味。礼拝は、私たちが神に仕え、奉仕する大切な時です。それなのに、ともするとこれが逆になってしまっていることはないだろうか…。「この神殿をこわしてみなさい。わたしは三日でそれを建てよう。」とは、人間の理解を超えた先にある復活の勝利宣言です。悲しみを喜びに、失望を希望に最悪の状況を祝福の計画に変えられるイエスさまに信頼していきましょう。